【積み木の選び方】基尺とは何?意外と大事な問題【4cm、4.5cm、5cm】

「基尺(きじゃく)」って知ってますか? 子供がストレスなく遊ぶためにも!知っていたほうがいい話

目次

基尺とはなんぞや?解説します。

積み木沼にハマった私が1番初めに目にした、謎の言葉「基尺(きじゃく)」
私も最初は読み方さえ分からず「???」でした。

基尺とは簡単にいうと、積み木のサイズのこと。

さらに言うと
「積み木のベース(基本)となる寸法」です。

下の画像を見てみましょう。

積み木の基尺とは?5cmと4cmの比較画像

このように立方体(サイコロみたいに6面同じ大きさのブロック)で見た時の一辺の長さが基尺になります。

左:一辺の長さが5cm =「5cm基尺の積み木」
右:一辺の長さが4cm =「4cm基尺の積み木」
     てな感じで呼びます。

では、ちょっと応用編。

下の画像は4cm基尺の積み木セットに入ってた直方体ブロックです。
ご覧の通り4cmを基準に出来ているのが分かります。

高さが8cm(4cmの2倍)
奥行きが2cm(4cmの半分)

4cm基尺の積み木、直方体と立方体の比較画像

混ぜられる。でもメーカーバラバラ問題

積木って沢山のメーカーから販売されていますが、みんな基尺はバラバラ。

バラバラではあるんですが、たいていの会社が2cm〜5cmいずれかを基尺として採用しています。
なので違う会社の商品でも、基尺が一緒だったりします。

そう。つまり
メーカーが違くても基尺が同じ積み木を選べば、違和感なく混ぜて使えます。

積木はピース数が豊富だと遊びの幅が広がります。
後々買い足しで追加することもあるでしょう。
可愛くて素敵な積み木に出会うことも。

そんなときにまず注目するのが基尺というわけです。

基尺4cm、4.5cm、5cm

私の感覚では大まかに分けると
「4cm、4.5cm、5cm」の3つの基尺で迷う方が多い印象です。(わが家もそうでした。)

基尺ごとの有名メーカーはこうです。

【 4cm 】
グリムス社、HABAハバ社、セレクタ社、小さな大工さんなど

【 4.5cm 】
童具館、 小さな大工さん

【 5cm 】
ネフ社、キュボロ、 小さな大工さん

※小さな大工さんは4cm /4.5cm/5cm全ての基尺で展開をしています。

参考に、各社の積み木を組み合わせてみました↓

グリムス/エックスブロック/小さな大工さんの積み木。全て4cm基尺
キュボロとネフスピールの積み木。5cm基尺

棋士の藤井聡汰さんが幼少期に遊んでいたということで爆発的に人気が出たキュボロ。

カラフルで特徴的な積み木の多いネフ社。

この二つの会社は5cm基尺です。ネフスピールとキュボロの相性は抜群です。

ネフスピールはキュボロの土台にも使える!

※わが家にあるのは、厳密にいうとキュボロではなくユリイカデラックスという国内産ビー玉転がしの木製玩具です。本記事では基尺の説明を分かりやすくするためにキュボロと表記しています。ユリイカデラックスって何?という人は以前レビューしたこちらの記事をどうぞ。

https://okinawan.site/eureka-deluxe/

基尺を揃えたほうがいい理由。

そもそも基尺を揃えないと
なんでダメなの?
揃わなくても積めるんじゃ?

ここまで読んで、そう思った方もいると思います。

正直そうです。
もちろん基尺が揃わなくても積めれるし、遊べます。

しかし基尺を揃えてあげると、
安定した積み方ができるので積み上げやすさが飛躍的に上がります

基尺が違うと、こんな感じになります。

5cm基尺の積み木に4cm基尺の積み木を置くとガタガタするよ
5cm基尺(3段)の上に4cm基尺。

どうですか?

5cm基尺の三段目までは綺麗に積めましたが、4cm積み木が来た途端にガタガタです。

この状態でズレずに、傾かせずに積上げていくって難しいと思いませんか?

基尺の合わない積み木だと、積み木遊びに触れたばかりの子供にはハードルが高いです。

基尺の違いなんて、幼い子供にはわかりません。
なぜか上手くいかない。難易度が上がってることなんて、まだ理解できないでしょう。

どうせ積んでも傾いちゃう。すぐ崩れちゃう

積み木自体をそう感じちゃって、興味を失ってはもったいないです。

子供は、一段一段積み上げていく中で達成感を覚え、積み木が楽しくなります。
楽しくなれば、長く遊んでくれるし、たくさん触れ合ううちに数的理解、空間認識力、集中力を高めていきます。

積み木が好きになる良い流れ

積み上げる ⇒ できた!⇒ 嬉しい!⇒ 楽しい ⇒ もっと遊ぶ ⇒ どんどん上手に(知育) ⇒ 積み上げる(以下繰り返し)

積み木を楽しい遊びなんだと思ってくれるよう、整えた環境を用意してあげられたらベストかな。って思います。

基尺のチョイス。わが家の場合。

ウチは4cmと5cmで迷いました。

ですが、5cmで揃えていくとなったとき場所を取るのがネックだなと。あと値段が高い…。

ということで、一番いろんなメーカーで採用されている(ようなイメージの)4cm基尺にしました。

なんて言いつつネフスピールも買ってしまいましたが
(あぁ積み木沼)

なお、白木の積み木を買う場合、三角とか円柱とかいろんな形が混じっているよりは1番シンプルな立方体と直方体を揃えてあげると積みやすいはず。

なので「小さな大工さん」「4cm基尺の立方体20個、直方体80個セット」を買いました!

\ココで買いました(公式サイト:楽天)/

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【40mm基尺】40-3 箱入り 直方体80個 立方体20個のセット
価格:18150円(税込、送料無料) (2022/8/20時点)

購入した小さな大工さんのレビュー記事も書いたよ!⇨https://okinawan.site/tiisanadaikusan/

最後に伝えたいこと。

「基尺は揃えた方がいいのか?」

積み木沼にハマった方は、ものすごーーく悩む問題だと思います。

わが家の場合、私はピタッと積みたいので基尺を気にしますが、娘と夫は基尺が揃ってなければ揃ってないで、自由に積んでいきます。

なので、やっぱり最終的にはお子さんの性格にもよるのかなー、と。

これまで基尺を揃えたほうがいいと紹介してきましたが、それはあくまでも一般論。
やっぱり万人向けにお伝えするなら、ベースの基尺は揃えた方がいいと言います。

でも、好みの積み木が見つかったら気にし過ぎなくても良いかなと。

沼にハマったら基尺が違ってもどうせ買ってしまうので(おいっ)、なんとなーくの直感で買っても良いと思います。

なんだかんだ好きなモノ、テンションが上がるモノを家に置いたほうがハッピーです。

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